夏の高校野球がきのう10日(2021年8月)、開幕した。新型コロナの影響で昨年は中止となったため、2年ぶりの甲子園だ。11日の「あさチャン!」では、初日の試合をテレビ朝日の「熱闘甲子園」並みに詳しく伝えた。
夏の大会初出場の新田(愛媛)は、1990年の春のセンバツで初出場での準優勝を果たし、「ミラクル新田」と話題になったチームだ。きのうの静岡(静岡)戦では、同点に追いつかれた7回に好守備で流れを奪い返し、8回に勝ち越して4-2で勝利を手にした。
ブラスバンドの人数制限など
日本航空(山梨)は、今年6月に学校内で新型コロナのクラスターが発生し、野球部が練習を再開したのは県大会目前の7月上旬だった。きのうは東明館(佐賀)相手にダブルスチールで先制し、4―0で勝利した。
「はじまりましたね。甲子園。コロナ下ということで、これらの感染対策が施されています」と日比麻音子アナウンサーがスタジオで紹介した。ブラスバンドは各校50人以内、スタンドでは席を1つずつ空け、前を向いて演奏することになっている。観戦できるのは学校関係者のみで、選手らにはPCR検査が実施される。
高校野球といえば、試合後に負けたチームがベンチ前で汗や涙がしみ込んだ土をかき集め、靴袋などに入れて持って帰る姿がおなじみだ。しかし、今年は感染防止のため、土の持ち帰りは禁止だという。
さまざまな制限のなか、球児たちの熱い闘いが始まった。「あさチャン!」は、きょう行われる試合も、あすの番組で詳しく放送してくれるのかな。
(キャンディ)