「3連休の最終日となったきのう(2021年8月9日)は、政府が不要不急の外出自粛を呼びかける中で、都内の繁華街は多くの人でにぎわいました。東京・港区にあるクラブの前には、深夜にも関わらず行列ができていました」と司会の羽鳥慎一が伝えた。
「モーニングショー」で指摘
羽鳥が指摘した行列は、きのう午前0時半ごろのこと。終電がなくなっているにも関わらず、クラブに入ろうと、大勢の若者が密な状態で店前に並んでいた。この様子を撮影した女性は「人の多さに怖くなった」とコメントしている。
緊急事態宣言が出ている中、減らない夜の人出。携帯電話の位置情報によると、おととい20時台の人出は1週間前に比べ、渋谷でプラス17.3%、歌舞伎町で13.6%、原宿駅でプラス29.2%と繁華街を中心に増加している。
そんな中、問題になっているのが、阪急うめだ本店、ルミネエスト新宿、伊勢丹新宿店など百貨店で相次いでいる大規模感染だ。従業員145人が感染した阪神梅田本店のケースでは8割以上がデパ地下の関係者で、クラスターと認定された。
当初は従業員同士、バックヤードでの感染拡大と考えられていたが、感染者がデパ地下に集中していることから、「客からうつったのではないか」と見られている。
換気の重要性
羽鳥「やはり、これも感染力の強いデルタ型の影響なのでしょうか」
日本医科大学の北村義浩特任教授「そうですね。デパ地下というのは地下で換気が悪い。それからイートインなどがあるところもあり、マスクを外して話しながら食べることもできる。色々な悪条件が重なっているので、広がりやすい傾向にあると思います。要注意です」
視聴者からは北村氏に対し、「次から次に変異ウイルスが生まれて広まることが想定できますが、ワクチン接種、マスク、手洗い、うがい以外に予防する方法はありませんか?」と質問が。
羽鳥「難しいと思いますね」
北村氏「無理やり言えば、職場などでしっかり換気することです」
(ピノコ)