夏目三久「どんな思いで?」 日本女子バスケ「銀」、ホーバス監督から返ってきた答え

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    東京五輪の最終日を飾った女子バスケットボールの日米対決は、五輪6連覇中の米国に対し日本チームは、「身長差を超えた実力」を見せつけた。9日(2021年8月)の「あさチャン!」では、3選手プラス米国NBA出身の「父さん・ヘッドコーチ」が生出演した。

   さいたまスーパーアリーナで8日行われた女子バスケットボール決勝は、最終的には「75-90」で米国の勝利に終わったが、ゲームの各場面で互角の戦いが見えた。

   米国の平均身長184センチに対し、日本は176センチ。203センチのブリトニー・グライナー選手(30)のブロックに対し、日本の司令塔で162センチの町田瑠唯選手(28)は、意表を突くパス、アシストで対抗した。

  • 日本女子バスケが銀メダルを獲得した
    日本女子バスケが銀メダルを獲得した
  • 日本女子バスケが銀メダルを獲得した

「銀メダルを選手にかけてもらって、しばらくじっと見ていた」

   第1クオーターでは、これまでの試合で日本の武器とされた「3ポイントシュート」がなかなか決まらない。途中で投入された本橋菜子選手(27)が3ポイントを2本連続で決め点差を詰めた。第2クオーターでは赤穂ひまわり選手(22)が終了間際に3ポイントを決め、第3クオーターでは町田が持ち前の鋭いパスで、ゴール下のキャプテン高田真希選手(31)につないで連続得点するなど、食い下がった。参加14選手全員が得点した。

   表彰式が終わると、米日仏の金銀銅3カ国選手全員がそろって記念撮影をするなど、他の競技には見られない光景もあった。

   トム・ホーバス・ヘッドコーチ(監督)の存在も見逃せない。「何でプレシャーに負けるの?なんで頭使ってないの。(両手を叩いて)負けないで最後まで!」。タイムアウトのたびに、日本語で、選手に気持ちをぶつけた。米NBAや日本でも活躍した元選手。今回の日本代表については、「もうスーパーチームですよ。スーパースター選手はいないけれど、チームは素晴らしいですよ」。米NBCは「今後も確実に五輪のメダル争いに関わってくる」。

   今回は右ひざのじん帯断裂のケガで代表に入れなかった、エース渡嘉敷来夢選手(30)は「悔しい思いもあった」。でも、キャプテンの高田選手は、銀メダルをかけながら「まだ早いですけれど、次のオリンピックをいっしょに目指したいなと思います」。その言葉を伝え聞くと、「うわー、泣ける。ほんとですか?いやあ。いいですね」。目が潤んだ。

   スタジオ・インタビューのなかで、町田選手は身長「40センチ違い」のグライナー選手との2ショット写真を示され、「高さはないですけれど、スピードやチーム力で戦える部分はたくさんある。日本の武器だと思う」。

   MCの夏目三久「トムコーチは、銀メダルを選手にかけてもらって、しばらくじっと見ていた。どんな思いで?」

   トム・コーチ「いやあ、さみしい部分もあったんですよ。オリンピックの金メダルのために、長い旅が終わって、寂しいです。お父さんぽいでしょ」

   夏目三久「そんな、お父さん、どうですか?」

   町田選手「厳しいお父さんですけれど、素晴らしいお父さんです」

(栄)

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