連日繰り広げられている東京2020オリンピック、テレビ観戦しながら日本選手の活躍に拍手を送っています。
いろいろな競技種目で、日本選手が頑張っていましたが、私の心に残った種目は、7月25日の柔道の男子66キロ級の阿部一二三選手、女子52キロ級の阿部詩選手兄妹の同日金メダルと、26日の卓球の混合ダブルスで日本卓球史上初の金メダルを取った、水谷隼選手と伊藤美誠選手でした。
阿部兄妹は、オリンピックが始まる前から「兄妹で金メダル」を目標にしていることで、メディア等で評判になっていましたから、プレッシャーも相当大変なものだったと思います。その中で、オリンピックの試合が始まると、兄・妹共に自分の得意技を中心に攻めに徹して、金メダルを手にしました。
男女共、同じ会場(日本武道館)だったので、先に金メダルを取った妹が、兄の試合を応援する姿も見られました。
共同会見では、二人とも「コロナの影響で、不安なところもありましたが、オリンピックがあって良かったし、皆さんの応援のお陰で金メダルが取れました」と言っていました。どちらかというと天真爛漫な妹の笑顔と、「妹を柔道家として尊敬している」という兄の真面目な表情が印象的でした。ある種、兄妹で取った金メダルでした。
「兄妹」で取った二組の金メダルに思わずガッツポーズ
一方、水谷・伊藤選手の卓球混合ダブルスは、決勝で中国の強豪ペアと対戦し、まさに一挙手一投足に「息をのむ」展開でしたが、最後のマッチポイントを取った瞬間には、思わず私も「やった」とガッツポーズを決めました。
後で、新聞等で知ったのですが、二人は静岡県磐田市出身で同じクラブの出身で、水谷さんは伊藤さんのことを、妹のように可愛がっていたということでした。共同会見でも、素直に喜びを表す伊藤さんをまるで兄のような眼差しで見つめる水谷さんの表情が心に残りました。
「兄妹」で取った二組の金メダルに日本中が沸きました。