天皇も〇✕ゲーム参加する予定だった「五輪閉会式」実現してたら楽しかったのに残念!――ほか8編

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子育て中の親は注目!大谷翔平と藤井聡太の共通点...「好きなこと」を大人になってもずっとやり続ける

   大谷翔平の雄姿がテレビで観られないのが寂しい。投手としては6勝目をあげたが、ホームランが37号でストップしているのが心配だ。週刊新潮で大谷と将棋の藤井聡太を取り上げている。2人とも野球と将棋が好きで好きでしょうがないところが共通している。ノンフィクション・ライターの中村計は大谷についてこういう。<ある時、本人に"練習熱心だね"と水を向けると、"小さい頃、バッティングセンターに行くのが楽しかったじゃないですか。それと同じ気持ちです"と答えたんです>

   プロ野球選手になっても、子どもの頃と同じ感覚を持って野球を続けられる。そのことがすごいのである。大谷がいた日本ハムの栗山英樹監督は、「もっともっとすごい選手になれると思って送り出してますからね」といっている。そう、まだ大谷はさらにすごい活躍を見せてくれるはずだ。

   谷川浩司九段は藤井のことを、「デビューしてから今に至るまでの藤井さんを見ると、将棋が好きでたまらない、将棋を究めたいという熱に溢れている」と評している。ただ、中原誠元名人は、藤井にはもっと人間的な広がりが必要だという。「将棋以外のところにも交流と見聞を広げる。それが大切なんです」。中原の場合、それが絵でありクラシックだった。

   大谷も藤井も、近い将来は自分のフィールド以外にも視野を広げてほしいとは思うが、今は野球、将棋で前人未到の大記録を打ち立ててほしいと思う。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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