きのう5日(2021年8月)、全国のコロナウイルス新規感染確認者数が過去最多を更新する中で「政府分科会の尾身茂会長が具体的な防止策に言及しました」と岩田絵里奈アナウンサーが伝えた。
全国では1万5263人と初めて1万5000人を、東京都も5042人と初めて5000人を上回り、東京オリンピックで騒いでいる現状とはおよそかけ離れた危機的な現実が進んでいる。
「宣言」出すだけでは「効果がない」
尾身会長は「単に緊急事態宣言を出しているだけでは効果がない。なぜかをしっかり考えないといけない」として、今すぐやるべき3つの対策を提言した。
(1)ワクチン接種をしっかり着実に進める
(2)職場、学校、地域のどこでも検査できるように態勢強化を
(3)医師会、医療関係者、政府が人材育成と連携強化を短時間で実行する
これについて、日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「ワクチン接種が進んでいない自治体もあるので、しっかり打てる態勢を」「保健所は手いっぱいなので、地域でサポートする態勢作りが早急に望まれる」とフォローした。
菊地幸夫(弁護士)「感染者を出さないようにするためのメッセージが必要。いま一度みんなで注意し合わないといけない」
司会の加藤浩次「オリンピックをやっていけば、外出してもいいだろう、友だちも外へ出ているから私もいいだろう......これは全然ちがいますからね。不要不急の外出を避けることが、いま一度大事なのかもしれません」
緊急事態宣言だけではメッセージ効果はほとんなく、オリンピック中止でもしないと危機感は浸透しないのか。国会が閉会中では、その議論もできない。現状は深刻だ。
(あっちゃん)