その日の五輪の見どころを「あさイチ」メンバーが紹介するNHK「あさナビ」。5日(2021年8月)は、今回初めてオリンピックの正式競技になった「空手」を取り上げた。案内したのはシャイな印象の矢崎智之リポーターだ。
演武の形の名前を宣言
矢崎リポーター「日本発祥の武道、空手。特にヨーロッパで人気が高く、愛好家は世界で1億300万人。テニス人口と同じくらいなんです。今回競技として行われるのは組手と形。そして今回『あさナビ』で紹介したいのが、形。男女ともに金メダルが期待されているんです」
女子代表は全日本選手権を7連覇した清水希容選手(27)、男子代表は全日本選手権を3連覇中の喜友名諒選手(31)だ。
形の試合は、102種類の演武から自分で選んだものを行う。四方八方を敵に囲まれているという想定で、自分の身を守りながら次々に迫ってくる見えない敵に技を出していく。技を出すときの「シュッ」という衣擦れの音もポイントだ。
ここで矢崎リポーターがクイズ。清水選手のVTRを確認すると、試合が始まる前、一礼してから何かを叫ぶのだが...。
矢崎リポーター「さて、なんて言ったのでしょうか」
博多大吉キャスター「『そんなバカなよ、フラフープ!』」
博多華丸キャスター「『キタロー!』とは言っているよね」
矢崎リポーター「正解は『チャタンヤラクーサンクー』。演武の形の名前なんです。演武するものを宣言してから始めるのがルールで、言い間違えると失格なんです」
「ドラゴンボール」の話題から...
ちなみに、チャタン=北谷(沖縄の町名)、ヤラ=屋良さん(人名)で、クーサンクーは形の名前。北谷町の屋良さんが考案したクーサンクーという意味だそうだ。
さて、番組は清水選手の最大のライバル、スペインのサンドラ・サンチェス・ハイメ選手(39)にも注目。サンドラ選手が空手を始めたきっかけは漫画「ドラゴンボール」だったそうだ。
矢崎リポーター「大事な試合の時には、この漫画に出てくるボールのグッズをお守りとして持っていく時もあるそうです」
最後に、矢崎リポーターが締めの一言。「どんな戦いになるのか、オラ、わくわくするぞ!(恥ずかしそうにうつむく)」
一瞬微妙な空気になった後、一同は爆笑。
大吉キャスター「イヤイヤイヤイヤ、めちゃ恥ずかしそうですよ」
華丸キャスター「嫌なら断りな!」
矢崎リポーター「(真っ赤になって)映さないでください...」
(ピノコ)