長嶋一茂「ハリボテ政策しか出していない」
テレビ朝日のコメンテーター、玉川徹は「こんな状況になったのはこれまでの政府の政策の結果。加藤勝信官房長官が会見で『県境を越えた移動を避けてほしい』と言っていたが、県境を越える移動とはGO TOトラベルそのもの。GO TOの後には西村康稔大臣は『エビデンスがない』とその影響を否定していた。到底受け入れられない」と指摘。
スポーツキャスターの長嶋一茂は「総論、各論から政府は目を背けその場しのぎのハリボテ政策しか出していない」とコメントした。
大谷クリニックでは直近の1週間の要請者数は43人で、前週の10人から大幅に増えた。陽性率も48.8%と急激に増えているという。大谷院長が紹介した実際のケースでは、肺炎の症状が出ている40代の陽性男性がクリニック内でのX線撮影中に容体が急変し、意識を喪失したことがあるという。男性は意識が戻り受け入れ可能な救急搬送先を探したが、見つかるまでに40分かかったという。
また、自宅療養中に発熱した20代男性からクリニックに電話があり、保健所から電話を1回受けただけで食料の配送もパルスオキシメーターも届かないという。大谷クリニックでは、この状況を見過ごす事ができず、スタッフがパルスオキシメーターと解熱剤を自宅まで届けた。
大谷院長は「往診やオンライン診療ではCT検査など入院のための検査が十分にできないので、重症化しそうな自宅療養者を選別できるか疑問」と訴えた。
玉川は「マクロの視点とミクロの視点が必要」と言い、「現場で何が進行しているのかというミクロの視点を伝えることが大事。こうしたケースを聞くと、自分の身は自分で守るしかないとしか思えない」と嘆いた。
(バルバス)