東京オリンピック・ボクシング女子で金メダルとなったフェザー級の入江聖奈選手は、いつもニコニコと笑顔で人気だけれど、「めざまし8」は彼女の「ある行動」がもう一つの魅力だと取り上げた。なんだろう?
「どんな時も礼儀正しいのです」と情報キャスターの堀池亮介アナが報告した。リングに上がるときは必ず一礼、下りるときも一礼、試合中もレフェリーから注意を受けると、「はい!」と大きな声で返事をする。
「野蛮というイメージを払拭できたら」
控室でも、運営スタッフらから記念写真を求められると快く応じて、「ありがとうございました」と深々と頭を下げる。スタッフの方が恐縮してしまう素直さだ。「めざまし8」が数えたところ、金メダルを取ったきのう3日(2021年8月)は、お辞儀や会釈は67回になったという。
なぜ、こんなに腰が低いのか。その説明がまた素敵だった。「ボクシングしている女の子って聞くと、ちょっと凶暴で、オラオラ系っていうんですかね、気性が荒い方を想像しちゃうかもしれないですけど、野蛮というイメージを払拭できたらうれしいなと思います」
表彰式後に会場を去るときも、「サンキュー、ベリー・サンキュー」と大きく手を振った。コメンテーターの福田麻貴(「3時のヒロイン」)は、「ベリー・サンキューって、オリンピック史上に残る名言になるかもしれないですね」と笑う。
入江は日本体育大で心理学のゼミに所属していて、「有終の美で終わりたいというのが強くありまして、大学いっぱいでボクシングはやめるつもり」だという。
これから就活ということだが、子どものころからカエルが大好きで、「ジャイ子」と名付けたツノガエルをペットにしている。「カエル関連で就職できたらいいんですけど、ネットで探しても見つからないので、ゲームも好きなのでゲーム会社に就職できたらと思います」と話している。いや、日本中の会社が「あんな社員が欲しい」と引く手あまただと思うよ。もっとも、カエル関連の会社って、あるのかなあ。
(カズキ)