東京五輪のボクシング女子フェザー級の決勝が8月3日(2021年)に行われ、入江聖奈選手がフィリピンのネスティー・ペテシオ選手を破り、日本ボクシング女子史上初の金メダルを獲得した。
入場時から笑顔で、楽しんで試合に臨んでいる様子だった入江選手。判定で勝利をつかんだ瞬間には高く飛び跳ね、喜びを全身で表現していた。
「何も覚えてない。気が付いたら着替えてた」
試合後のインタビューでは、
「何も覚えてなくて、今。気が付いたら着替えてたので、本当に何も覚えてないです」
と正直な感想を明かした。
インタビュアー「覚えていない中で、表彰台真ん中に立って、どんな思いですか」
入江選手「何回もほっぺつねったんですけど、夢みたいで、何か、多分今も夢の中な気がします」
インタビュアー「夢じゃないです!」
入江選手「げーんじーつですか?ちょっと、言い聞かせたいと思います、自分に」
インタビュアー「世界一ですよ!」
入江選手「ちょっと実際なってみると実感がわかなくて、ちょっと金メダル何回も見たいと思います」
最後に「世界一を極めたご自身の拳を見せてください」と求められると、「はい!」と元気よく返事し、ファイティングポーズではなく、両腕を伸ばしてカメラに握り拳を向けていた。
試合中とリングを降りた後の姿のギャップに、ネットでは
「試合の時はあんなに猛々しい顔なのに、試合が終わったらとても素敵な笑顔で、おまけにインタビューは『夢みたい』って何度も顔をつねっててめっちゃかわいい」
「ファイティングポーズじゃなくてアンパンマンみたいに手出すの可愛い」
「ほんの少し前まで殴り合いしてたとは思えないほどフワフワした明るい子だなあ」
といった声が上がっていた。
(TT)