悲願の金メダルを目指して東京五輪レスリンググレコローマン60キロ級に出場した文田健一郎選手(25・ミキハウス)だが、幕張メッセAホールで昨日 (2021年8月2日)行われた決勝でキューバのルイスアルベルト・オルタサンチェス選手に敗れ銀メダルとなった。
試合後の文田選手は涙が止まらない。カメラの前では大会開催への感謝を述べた後、「勝って恩返ししたかったんですけれど、不甲斐ない結果に終わって本当に申し訳ないです」と語った。
しかし、SNSでは「涙に心打たれた。申し訳ないなんて思わないでほしい。かっこよかった」「パリ五輪でうれし涙を流せるといいね」など、次々と文田選手への応援メッセージが。
めざまし8では文田選手に一夜明けた心境を生中継で聞いた。
谷原章介「僕たちもその姿、本当に見たいと思っています」
MCの谷原章介「銀メダル獲得おめでとうございます。初めて出場したオリンピック、一夜明けてのお気持ちをお聞かせください」
文田選手「銀メダルという結果を少しずつ受け止めているところです」
谷原章介「アスリートの皆様にはいつもと違うプレッシャーがかかっているんでしょうか」
文田選手「プレッシャーというか、たくさんの人の支えがあって競技会が行われていると実感しました。僕の中では金メダルとってお返ししたかった。銀メダルは自分の中では悔しいし、もう一つ足りなかったという思いが強いですが、たくさんの人からメッセージいただいて、すごく励まされた」
番組では、文田選手のライバルで、リオ五輪銀メダリストの太田忍さんからのメッセージも紹介した。
太田氏は「お疲れ様でした、納得していないだろうけれど、この状況でよく準備して試合に臨むことができたと思うし、課題も見つかったと思う。まずは少し休んでから、パリではぜひ金メダル目指して頑張ってほしい」と文田選手を励ました。
文田選手「忍先輩がいてくれたおかげであの舞台で戦えた。摯にうけとめて少し休んでからパリに向けて再スタート切りたいと思います。パリでは絶対に金メダル取りたい」
谷原章介「僕たちもその姿、本当に見たいと思っています」
(みっちゃん)