東京五輪のボクシング女子が快進撃だ。きのう1日(2021年8月)、フライ級の並木月海選手(つきみ、22)が準決勝に進んだ。3位決定戦がないため、銅メダル以上が確定。おととい31日(2021年7月)にはフェザー級の入江聖奈選手(20)が決勝に進出し、金メダルを目前にしている。2日の「スッキリ」が焦点を当てた。
並木の相手はリオ五輪で銅メタルを獲得したコロンビアの選手だったが、気迫とスピードで攻め込んだ。並木は「自分が目指しているのは金メダル。ここは通過点ということで、一戦一戦しっかりやっていきたい」と語った。
並木は千葉県出身で、現役の自衛官で「3等陸曹」。格闘技界の神童といわれる那須川天心と幼なじみで、幼稚園、年長時代に空手対戦の経験があるそうだ。
大のカエル好き
一方、フェザー級の準決勝の入江の相手は英国陸軍の第一王立砲兵連隊所属で、2019年世界選手権3位の選手だ。試合は接戦となり、お互い一歩も譲らず判定へ。審判の手が入江に挙がると、入江は「よし、やった!」。入江は大のカエル好きで、地元の鳥取県米子市でも応援団たちがカエルのTシャツや団扇で声援を送っていた。
小学校2年生の時、漫画「がんばれ元気」でボクシングを始め、2013年に全日本幼年アマチュアボクシング大会優勝、17年には全日本女子ボクシング選手権優勝、19年に日本体育大学に進学した。座右の銘は「能ある鷹は爪を隠す」
司会の加藤浩次「2人とも、おめでとうございます。入江選手、明るくていいですねえ」
近藤サト(ナレーター、フリーアナウンサー)「格闘系なものは怖いと思い勝ちですが、可憐で楽し気で、見ている方も心から応援したくなりますね」
榊原郁恵(タレント、女優)「なんて可愛いらしいんでしょうね。素顔を見ますと、めちゃめちゃ可愛いですね。相手の身体が大きいのに、ひるまず果敢に挑戦していましたよね」
槁本五郎(読売新聞特別編集委員)「能ある鷹は爪を隠すとは、相当自信があるんでしょうね」
入江はあす8月3日フェザー級決勝戦、並木はあさって4日にフライ級準決勝に対戦する。
(一ツ石)