東京2020オリンピックが、7月23日にようやく始まりました。
7月27日の夜、ソフトボールの決勝戦が行われ、日本が宿敵アメリカを2対0で下して、優勝しました。日本選手は、皆頑張っていましたが、やはり13年ぶりのオリンピックにかけたピッチャー上野由岐子さんの活躍が光っていました。
7月22日の夜10時から放送された日本テレビの特番「有働由美子の東京五輪開幕SP」を見ました。有働アナが司会で、KAT-TUNの亀梨和也とサッカーの中澤佑二と桝太一アナが出演している番組で、いろいろなオリンピック選手を取り上げていました。その中でも、ソフトボールの上野由岐子選手のことに焦点を当てたものが目を引きました。
上野選手は、放映日の7月22日が誕生日で、39歳になりました。彼女は、2004年のアテネオリンピックで銅メダル、2008年の北京オリンピックで金メダルを取っています。それが、北京オリンピック以後、ソフトボールがオリンピック種目ではなくなり、今回の東京オリンピックで3大会ぶりに復活しました。
あきらめずに13年間、努力を積み重ねてきた強さに感動
亀梨のインタビューで、彼女は「何のために、ソフトボールをやっているのか、わからない」と、オリンピック種目ではなくなった当時の気持ちを語っています。宇津木麗華監督との出会いは2004年アテネオリンピックの時で、彼女は監督のことを母親のように思っていて、いろいろ言葉をかけてもらいました。
上野選手は2019年4月、国内の試合で、ピッチャーライナーを左顎に受け緊急搬送されました。診断の結果、下顎骨骨折で全治3か月の重傷でした。上野選手がマウンド上で打球が当たって負傷したのは初めてと見られ、彼女にとっては大シヨックでしたが、それを乗り越えて今日を迎えたのです。一見すると、順風満帆のソフトボール人生だと思っていましたが、様々なことを乗り越えてきた強さに改めて感動しました。
27日の決勝戦で勝利した後のインタビューで、心からの笑顔で、「13年間、努力を積み重ねて来て、本当に良かったです。」と語っていました。
日本のソフトボールチーム、そして上野選手、本当におめでとうございました。