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コロナ最悪、オリンピック失敗で腹を括った自民党「菅を切って解散・総選挙」

   その政治だが、菅首相の支持率は当然ながら下がり続け、菅が頼みにしたワクチン接種も進まず、東京五輪は支持率アップにはつながっていない。週刊現代はかなり大掛かりな総選挙予測をやっている。与野党議員や選対関係者、大手メディアにいる人間などから取材し、とくに注目すべき選挙区については政治評論家、選挙プランナーに依頼したという。

   こういうものはくどくど説明しても仕方がない。結果はどうなったか。自民党支持の有権者の票が野党に流れるのは間違いないが、それが10%なら、自民党は217議席(59議席減)に留まり、公明党は27議席(2議席減)になり、自公の議席は過半数を上回る244議席になるというのである。

   だが、これが12%、わずか2%上積みされるとガラッと様相が変わるそうだ。自民党は現有勢力から78議席を失って198議席になってしまうと予想している。どちらに転ぶかはまだ分からないが、今の時点で総選挙があったら、間違いなく12%以上の票が野党に流れることになるはずだ。週刊現代は、カギを握るのが小池百合子だと見ているが、その話は置いておく。

   そこで、年を経た狸の集合体である自民党はどう考えるか。サンデー毎日によれば、狸どもは自民党総裁選を先にやるか、衆議院選をやって、その結果を見てから総裁選にするか、二択を思案しているというのだが、今の菅では選挙を戦えないという派が勢力を増し、総裁選を先行させる公算が大だと見る。そのとき菅はどう出るのか。

   <もちろん総裁選で闘う選択肢もあるだろうが、今回の五輪運営、コロナ対応の全責任を引き受け退陣する、という道もある>(サン毎)

   私もその可能性が高いと見る。そうなれば、時事通信の世論調査でポスト菅の呼び声が高い石破茂、河野太郎あたりの闘いになるのではないか。菅と同じ理由で、安倍晋三の出番はないと思う。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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