東京都の新型コロナの新規感染者はきのう28日(2021年7月)、初めて3000人を超えて3177人となった。緊急事態宣言が12日に出されてから2週間以上が経つが、感染状況は悪化の一途をたどっており、政府はあすにも首都圏の3県にも緊急事態宣言を出す方針だ。
医療逼迫状況を示す6つの指標の表なども使い説明
きょう29日の朝のワイドショーでは、フジテレビの「めざまし8」もテレビ朝日の「モーニングショー」も番組冒頭で新型コロナ関連の話題を取り上げていたが、「スッキリ」がこのニュースに触れたのは、五輪関連の話題を一通り伝え終わった後で、番組開始から1時間50分近くが経ってからだった。
岩田絵里奈アナウンサーが、東京都の新規感染者数のグラフや、医療逼迫状況を示す6つの指標の表などを示しながら、「東京都では2日連続で過去最多となっています」「年代別では30代以下が68%を占めています」「東京都はPCR陽性率、重症者用病床使用率などでステージ4相当となっています」「きのうは東京以外でも、茨城、埼玉、千葉、神奈川、石川、京都で過去最多を更新しています」「高齢者で2回目のワクチン接種を完了したのは約70%。全人口では26.3%となっています」などと数字を読み上げた。
加藤浩次「ちょっと緩くなっている部分が僕自身も...」
国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン「このことと五輪がどう関係しているかは、先々にならないとわかりませんが、とりあえず状況が変わったのだということを一人ひとりが意識しないといけません」
経営コンサルタントの坂口孝則「ウレタンマスクはあまり効果がないと言われているのに、職場ではウレタンマスクで密室で会議を2時間も3時間もしているところがある。職場での改善も必要です」
きょうの新型コロナのニュースはこれだけで、時間はわずか3分間。番組冒頭で伝えた東京五輪のサッカー男子の試合映像よりも短かった。はからずも、MCの加藤浩次が「我々の気持ち次第で感染者数も減ると思いますが、ちょっと緩くなっている部分が僕自身もあると思うので、引き締めたいと思います」と締めくくった通り、コロナに対する番組の姿勢も「緩く」ならないよう、お願いしたい。
(キャンディ)