「ソフトボール日本代表、13年ぶりの歓喜の瞬間になりました。相手は北京オリンピックと同じ、最強のライバル・アメリカです。再び金メダルをつかみました」と司会の夏目三久が笑顔で伝えたのは、きのう27日(2021年7月)に東京五輪ソフトボール決勝で金メダルを獲得した日本代表の偉業。
夏目三久「ほら、上野投手のこの笑顔!」
藤森祥平アナは「再びの金メダル、また全然違う感動というか、輝きを放っていまして、涙なしでは語れません。上野(由岐子)投手が(宇津木麗華)監督と抱き合う感動のシーン。そして、新たなヒロインも誕生しました。はたちの後藤希友投手を始めとした、北京当時のメンバーと新たな世代の融合を見事に果たし、頂点に立ちました」と興奮気味に伝えた。
番組後半には、上野選手(39)、藤田倭選手(30)、我妻悠香選手(26)後藤選手(20)が特設スタジオに登場。夏目は「ほら、上野投手のこの笑顔!本当に最高です。ありがとうございました」と興奮冷めやらぬ様子。
北京が終わり、東京五輪でのソフトボール復活が決まるまで8年、そこから5年。上野投手は13年間を振り返り、こう語った。
「バトンは後藤投手に託しますか?」
「最初の8年は本当に真っ暗なトンネルを歩いているような感じで、何をどうしたらソフトボールがこの舞台に戻ってこられるのか考えて、自分自身も進退に悩みながら過ごしていました。でもオリンピックが決まって、恩師である麗華監督が決まった。自分にとって、恩返しをできるチャンスを作ってくれた神様に感謝しよう。そしてそこでしっかり結果を残せるように頑張って行こうという思いにさせてもらえた。色んな思いが育った13年間でした」
夏目「今、神様とおっしゃったのですか?」
上野投手「自分は試練も全て神様が用意してくれているものだと思っているので。大事なポイントポイントでケガをしたりだとか、結果を残させてくれたりだとか。そういう神様の存在を常に感じながらプレーをしています」
夏目「監督はきのう、上野投手のことを神様だと言っていましたね」
上野投手「(照れ笑い)ありがたいことです」
最後に、夏目が「バトンは後藤投手に託しますか?」と質問。上野投手は「後藤はこれから色々なことを経験して、もっともっと良いピッチャーになる素質を持っているので、しっかり見守りながら、彼女の背中を押していきたい」と答えた。
嬉しそうに、はにかみながら「もっと成長していきたい」という後藤選手の言葉を聞いて、上野選手が白い歯を見せた。
(ピノコ)