北京以来3大会ぶりに五輪に復活したソフトボールは、きのう27日(2021年7月)に横浜スタジアムで日本対アメリカの決勝戦が行われた。「スッキリ」が詳報した。
20歳の後藤希友投手らも活躍
日本の先発はエース上野由岐子投手。一方アメリカ先発は08年北京五輪決勝と同じオスターマン投手。試合が動いたのは4回表。2アウト1、3塁のチャンスで渥美万奈選手の打球は二塁手の前に大きくはずむ。しかし渥美選手は執念のヘッドスライディングでこれを内野安打とし、この間に日本が1点を先制した。続く5回表、アメリカは日本の実業団チームに所属するアボットが登板するが、2アウト2塁から藤田倭選手がライト前ヒットを放ち追加点。
6回裏はランナーが出たところで20歳の後藤希友投手にスイッチ。1アウト1、2塁のピンチで強い打球が3塁手を襲うが、山本選手が弾いた打球をショート渥美選手がダイレクトキャッチ、2塁に送球するダブルプレーでピンチを切り抜けた。最終回には上野投手が再び登板。アメリカを3者凡退に抑えて日本が金メダルを獲得した。
13年越しのオリンピック連覇に試合後の上野投手は「みなさんの期待に応えられて良かった。このマウンドに立つために13年間いろんな思いをしてやってきた。諦めなければ夢は叶う。次回から(ソフトボールは五輪から)なくなってしまうが、諦めずに前に進んでもらいたい」と思いを語った。
司会の加藤浩次「金メダルおめでとうございます。日本にもドラマがあった。アメリカにもドラマがあった」
松田丈志「前回の熱闘を思い出しました」
松田丈志(元競泳選手・スポーツジャーナリスト)「北京で戦った選手が13年ぶりに東京で戦って、前回の熱闘を思い出しました」
加藤浩次「日本だと後藤選手とか、若い選手も加わって、そこがまたジンとくる。すごく胸を打たれました」
松田丈志「一つの競技を通して次世代につないでいくことをソフトボールを通して感じました」
森圭介アナウンサー「上野投手にお話をうかがった時、『北京のときは先輩たちがたくさんいて、支えてくれたから思いっきり投げることができた』とお話されていました。今、後藤投手が上野投手の気持ちでプレーしていたんだと思います。脈々と気持ちが受け継がれていっているんじゃないかと思います」
松田丈志「オリンピックは4年に1回で、少ないチャンスをモノにできるかの戦いなのですが、ソフトボールは13年ぶりでさらに少ないチャンスです。日本を舞台に日本が金メダルを取ったが、そこにどれだけ膨大な準備があったか」
(みっちゃん)