日本代表チームがオリンピック優勝を飾ったソフトボールは、決勝戦が13年前の北京五輪と同じ日米の対決となった。日本の先発投手は上野由岐子、アメリカの先発は北京大会と同じキャット・オスターマン、リリーフのモニカ・アボットも北京で金メダルを争ったライバルだった。
若狭勝「感動のドラマとして語り伝えられます」
ソフトボールは2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロ大会では正式競技から除外され、上野はソフトボールの五輪競技復活を願って投げ続けてきた。オスターマンはいったんは引退しながら、東京五輪での復活を聞いて現役復帰した。アボットは北京大会後に日本文化が気に入り、トヨタ自動車のチームに所属したこともある。彼女もいったんは代表を引退したが、東京五輪で復帰した。
解説の宇津木妙子さん(シドニーとアテネ五輪の元監督)は「日本が強くなったのも彼女たちのおかげ。最初は打てなかったバッターが打てるようになった」と言う。それぞれが熱い思いを抱いての東京対決は、日本が制した。
司会の谷原章介「逆の結果が出てもおかしくないぐらいの試合でした」
試合後「感無量です。13年間のいろんな思いを経て、投げられなくなるまで投げてやろうとマウンドに立ちました」と話した上野。一夜明けて、28日(2021年7月)の「めざまし8」に生出演し「北京の金メダルとは「北京の金メダルとは違った重みを感じています。長かった思い、返ってこられた嬉しさ、いろんな思いが詰まっています」と語った。
若狭勝(弁護士)「感動のドラマとして語り伝えられます」
(あっちゃん)