加藤浩次「勝ち方がきれいというか、盤石の勝ち方を」
「金メダルにもっとも近い男」と言われた。昨年4月のスッキリでは、「大野将平の柔道を見たら、歴代の73キロ級で一番強いと言わしめたい」と自ら語っていた。
篠原・元代表監督は、スタジオで、「ハートが強いし、畳の上では、武士ですから」。
MCの加藤浩次「表情も変えず、勝ち方がきれいというか、盤石の勝ち方をする」。
篠原「ぼくが、大野は金メダルとるよ、連覇するよ、なんていうと、大野はふだんは何も言わないんですけれど、プレシャーを感じていたと思う。ところが一切顔に出さない。けいこもトレーニングも、ひとつひとつが緻密で繊細だ」。大野選手は、試合相手との「ファーストコンタクト」を探る練習として、10人ほどの相手を並べて、1分間ずつ別々の組み方で練習をしてきた、という。
東京五輪では、テニスのジョコビッチ選手を始め、「暑さへの苦情・危険の訴え」が目立ってきた。組織委の反応は鈍い。そもそも「8月の五輪」は誰の都合だったのか。「スポーツ中継の空枠が大きい」という、米国のテレビ局の選択だった。「スポンサー(商業主義)や(贈収賄の疑惑が強い)特権階級による弊害」が次々と浮かび上がっているのを機に、東京五輪を「アスリートと民衆の手に五輪を取り戻す」契機にできないか。
「五輪の暑さ」を「転換の契機」につなげる企画を、ワイドショーに期待したい。
(栄)