「1ゲーム目、2ゲーム目を取られた時は、日本中、やっぱり無理かなと思ったと思うけど、あの2人だけが諦めていなかったんですよね」。司会の谷原章介がけさ27日(2021年7月)、そう述べた。2人とは「みまじゅんペア」のことだ。
卓球混合ダブルスで金メダル
26日夜に行われた東京五輪の卓球混合ダブルス。日本は水谷隼(32)、伊藤美誠(みま、20)組が強敵・中国を倒し、初めての金メダルを獲得した。
2人は静岡県磐田市出身で子どもの頃から卓球を親しんでいた。伊藤は母親の影響で2歳からラケットを握った。5歳の頃からは水谷選手の両親が設立した卓球クラブで練習をしており、水谷は伊藤を妹のように可愛がっていた。よくおんぶしていたそうだ。
昨20年3月、伊藤はこんなことを言っていた。「お兄ちゃんみたいな感じで強い選手と分かっていたんですけど、別にそういうオーラとかなくて」
一方、水谷は今年5月、「お互いにざっくばらんに話はしますね。コートでは年齢関係なく、彼女はトップアスリートの1人なので、彼女の意見をしっかり尊重しながら作戦を話し合っています」といっている。
谷原章介「いいコンビだよね」
昨夜の決勝戦でも試合中に、こうしたら、ああしたら、と話しかけたり、話し合ったりしているような場面がみられた。
試合が終わったインタビューで、「2人は『ナイスコンビ』だと思うか」と記者に聞かれ、伊藤は「良い雰囲気ですね。なかなかこういう雰囲気になることはないんですよ。オリンピックでこういう良い雰囲気になれてよかったなと思いますし、プレーを楽しんで、最高の金メダルを取れて、最高なミックスダブルの時間でした。」
水谷も「子供の頃から見てきているので、一緒にオリンピックに出られたのは奇跡ですし、金メダルが取れたっていうことは本当にちょっと信じられないことです」
その話を聞き、谷原は拍手をしながら、「いやあ、本当に2人ともおめでとうございます。いいコンビだよね」
永島優美アナ「やり取りも最高です」
(一ツ石)