海外選手「寿司が食べたいのに食べられない」、楽しみなのに衛生面でダメ

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   東京オリンピック・パラリンピックの選手たちの間で、「寿司を食べたいのに食べられない」という不満があるらしい。海外オリンピック選手団コーディネーターの溝口紀子さん(バルセロナ五輪柔道銀メダリスト)は、フランスのテコンドー選手たちの静岡・清水での事前合宿の世話をした。

   溝口「バブル方式で閉ざされた空間なので、選手たちにとって、食事がいちばんの息抜きなんですよね。とくに、お箸で食べる日本食をサプライズで出すと、とても喜ばれました。料理人はフレンチ・イタリアンのシェフなのですが、なんとかすき焼きや焼き鳥、天ぷらを作ってくれました」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「食事はね、アスリートとしては生理的に一番大きいところですからね。とくに、日本に来たら、日本食を食べたいと海外選手は思うんですよ」

  • 日本食と言えば寿司なのだが
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羽鳥「通常なら街に出て店に行くのに...」

   ところが、どうしてもダメなのが寿司だ。「とにかくお寿司が食べたいんだといわれるのですが、デリバリーはできないし、生ものは衛生的にも扱いにくいんです」と溝口さんは残念がる。

   司会の羽鳥慎一「通常だったら、選手やコーチは街にお出かけして、有名なお店に行くわけなんですけどねえ。コロナ禍ではそれもできないですよね」

   自分の競技出場が終わり、来日後の待機期間を過ぎていれば、寿司屋にも出かけられそうだが、そんな時間はないのだという。溝口さんは「今回は自分の試合が終わったら、48時間以内に本国へ帰らなければならないんです。チームは残っていても、(敗退したり補欠に残れなかったら)一人で帰らなければならないんです」

   選手村の食堂にも寿司はないのだろうか。

(カズキ)

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