「萌ちゃん」がトレンド入り
正隆は雪映に向き合うことを決意、萌に「別れよう。今までありがとう」と連絡する。萌はその文面を見た瞬間カッターを取り出し、自分の手首を切り付けてしまう。
正隆は新たな仕事が決まり、雪映にも優しく接するようになったが、自宅には無言電話が度々かかってくるようになる。
そんな折、雪映が妊娠。産婦人科で再びやつれ切った萌に遭遇し、不妊治療の話題を振られ「できたみたい、赤ちゃん」と告げる。
その日の夕食の時間、雪映が嬉しそうに妊娠を打ち明けようとしたタイミングで、自宅に萌が訪れる。
「こんばんはー。夜分にすみませーん。以前新聞配達で伺ってました、夏川萌でーす。開けてもらえますかー?」
と笑う萌が映し出されたモニターを見て、正隆は立ち尽くす。しかし雪映が、「新聞屋さん?集金かな」と、玄関のドアを開けてしまう。
そのまま自宅に乗り込む萌。正隆に抱きついたり飾られていた花を投げ付けたりと、家の中は修羅場に。とうとうキッチンから包丁を持ち出し、
「ねえ何で私じゃダメなの?私の子供は堕ろさせて、その女はいいんだ。私、私だけ...私だけなんて絶対嫌!あんただけ幸せになるなんて許さない!」
と叫んで雪映に包丁を振り下ろした。
雪映を守ろうとした正隆と揉み合う中、自身の腹に包丁が突き刺さってしまい、萌が絶命。リビングが血の海に染まる――という衝撃的なシーンで3話は幕を閉じた。
ネットでは、だんだんと壊れていく萌の姿に「怖すぎる」の声が続出。また、
「萌ちゃん怖いけど、これくらいされてもおかしくないことしてるよ正隆」
「萌ちゃんの気持ちも分かる。自分は大好きな人の子供をおろしたのに奥さんは不妊治療してたり妊娠してるって聞いたら辛すぎる...」
「萌ちゃんの演技に吸い込まれる 心の痛みが伝わる」
など、共感や同情の声も相次ぎ、Twitterでは番組ハッシュタグ「#ただ離婚してないだけ」「#ただリコ」とともに「萌ちゃん」がトレンド入りした。
(TT)