「きのう(2021年7月20日)、東京では新たに1387人の感染が確認されました。先週の火曜日より500人以上増えて感染拡大のペースが加速しています。感染収束のカギを握るワクチン接種ですが、最新の調査で20代30代女性のおよそ4割がワクチン接種について『様子を見たい』と答えていることが分かりました」と司会の夏目三久が伝えた。
「もう少し様子を見たい」
この調査を行ったのは国際医療福祉大学の和田耕治教授ら。今月、首都圏在住の20代~60代を対象にワクチン接種への意識調査を行ったところ、23.8%の人が「もう少し様子を見たい」と回答。その割合を見ると、20代女性が38.7%、30代女性が39.0%と、若い年代の女性ほどワクチン接種に慎重な姿勢を見せていることが分かった。
「1番心配されているのが、副反応が自分に起きるのではないかということ。発熱や痛みなど接種した直後の話と、不妊になりやすくなるのではないかという中・長期的な不安です。(不妊については)間違った考えだということになっています」と和田教授。
実際、「あさチャン!」が街で若い女性たちの声を聞いてみると...。「ちょっと様子を見たい。どういう症状が現れるのか、何カ月か単位で副作用が出ないかどうかを見たい」(20代)、「このワクチンは短い期間で完成されたものなので、不安ですね」(30代)と、確かにワクチン接種には消極的な声も多かった。
悩みを解消するためには...
和田教授は、こうした若い女性の抱える悩みを解消するためには「接種を迷っている上の年代の人に医師が丁寧に説明することが重要だ」と指摘する。
「先に接種をしている40代から60代の、女性たちのご両親に当たる年齢の方々の経験だったり、ワクチン接種の有無だったりというのは、20代30代の接種にかなり影響を及ぼす可能性があります。この方々がまずきちんと接種して、それをお子さんにも勧めること。地道な形ではありますが、これで接種が進むと考えています」(和田教授)
(ピノコ)