きょう21日(2021年7月)から競技がスタートする東京オリンピックを、海外メディアは「五輪史上最大級の猛暑」と報じている。21日の「めざまし8」が伝えた。
米CNNは「1984年のロサンゼルス大会までさかのぼっても大会期間中の平均気温は東京が最高で、湿度も最も高い」「屋外競技に出場する選手に大きな負担がかかる可能性もある」と警戒を呼びかけた。
「暑さで溶けちゃいそうだ」とのメディア関係者の声も
イギリスBBCは、「フライパンの中でベストを尽くさなければならない」というボート選手の言葉を選手への調査記事の中で報じた。
来日したメディア関係者に聞くと、「とても暑く、苦しい」(オーストラリアの関係者)、「暑さで溶けちゃいそうだ。快適な環境とは言えないな」(イギリス)、「本当に湿度が高い」(ドイツ)と悲鳴に近い声がもれた。速乾性のシャツを用意して来日したり、塩タブレット入りの水を飲んだりする人もいる。
ベルギー選手団のユニホームには冷却パックがついている。米国選手団騎手のラルフローレン製ジャケットは、温度を管理して熱を逃がすシステムつきだ。
気象予報士の天達武史によると、きょうも猛烈な暑さで、湿度も高い。とくに、ソフトボール会場の福島市は、予想最高気温34度。午前中でも30度を超す。試合予定の県営あづま球場は人工芝。「表面温度は70度近いだろう。体感は40から50度」と天達。この天候はあすもつづき、ゲリラ豪雨にも警戒が必要という。
司会の谷原章介「過酷な環境。なぜこの時期にいうのもありますけれど」
快適な秋にやればよいのだが、プロスポーツ中継のシーズンとかぶるのを嫌う米国テレビ局の放送権益から真夏のオリンピック強行とも指摘される。このあたりもこの際、きちんとした調査と議論が必要だ。これで本当にアスリートファーストなのか。
(あっちゃん)