学生時代に障害者をいじめていたと雑誌のインタビューで発言していたミュージシャンの小山田圭吾氏が東京五輪開会式の作曲担当を辞任したことを受けて、「もうこの歌を使わないと間に合わない」「実現したら爆笑!平和の祭典になる」などとSNS上で話題になっている曲があるという。きょう21日(2021年7月)の「スッキリ」が取り上げた。
「ジェニーはご機嫌ななめ」「恋のぼんちシート」など手掛ける
「オリンパラリン ピックピック オリンパラリン ピックピック」というサビのフレーズが印象的な「近田春夫のオリパラ音頭2021」。作詞・作曲はもちろん、歌っているのは、「ジェニーはご機嫌ななめ」「恋のぼんちシート」など多くのアーティストに楽曲を提供しているミュージシャンの近田春夫氏(70)だ。
近田氏は自身のSNSで「小山田圭吾。あとは俺が引き受けた。安心してくれ!」「会場でナマでノーギャラで熱唱します。関係者各位へ」などと猛アピールしている。組織委員会にも直接メールしたそうだが、今のところオファーは来ていない。
番組の取材に対し、近田氏は「去年(曲を)作った時は反響はなかったが、『小山田圭吾の代わりに俺がやるよ』とつぶやいたら、そこから盛り上がっちゃった」「こういったご時世にこの曲が流れたら、みなさんの気持ちが明るくなるのでは」と話していた。
「夏祭り感がある」の声も
小山田氏の辞任をめぐり組織委はきのう20日に記者会見し、選出の経緯について「気心が分かった人でやらないと計画が進まないので、みなさんが誘い合ってできあがったグループを選んだ。我々が一人ひとりを任命したのではなかった」などと説明した。
このニュースについてはスタジオでのコメントはなかったのだが、近田氏のオリパラ音頭には、「ピックピックって、なんか耳に残りますね」「夏祭り感がある」「楽しい気持ちになりますね」と大盛り上がり。VTRを爆笑しながら見ていた評論家の宮崎哲弥は「近田さんはCMの音楽もいっぱいやっているから印象に残りますよね。僕は尊敬しています」と感心していた。
(キャンディ)