梅雨明けで猛暑が続く日本列島に、司会の羽鳥慎一が「暑い日が続いて寝苦しい方たくさんいらっしゃると思います」と切り出した。猛暑の中どうすれば快眠できるのか。20日(2021年7月)のモーニングショーでは、睡眠の専門家、東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長をスタジオに迎えて快眠術とエアコンの活用術を紹介した。
梶本院長によると快眠の鍵は深部体温。脳や内臓など身体の中心の温度が下がることで代謝が下がり、寝ている間に疲労が回復するという。特に脳にとっての最適の温度を保つにはエアコンが必須で、適温は男性25度、女性26度だという。
頭寒足熱も重要
脳を冷やすには、鼻から入る空気を冷やす必要があるため部屋は涼しく、心臓から下は暖かくが基本だ。頭寒足熱も重要で、夏でも冬用布団を使って、服装は長袖半ズボン。足が冷える場合、靴下は厳禁でレッグウォーマーなどを使うと良いという。睡眠中のマスクは熱中症のリスクが上がるので、夏はNG。エアコンのタイマーも、切れた後に熱中症になる可能性があるので使ってはいけない。
菊間千乃(弁護士)「タイマーは夫と揉めるところなのでこの情報はうれしい。3時間とかでタイマーが切れると切れた瞬間に目がさめるし、布団をはがして寝るとかえって疲れる」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「一定の温度を保つほうが電気代が安い。タイマーで切れたあと、結局つけなおすと体にも悪いし電気代もかかる」
梶本院長「エアコンと扇風機も快眠の黄金コンビです。エアコンの風は平行にして体に直接風を当てず、扇風機はサーキュレーター代わりに上向き首振りで風量弱で使います。二酸化炭素濃度があがると中途覚醒が起きて安眠できません。寝室のドアはちょっと開けると、二酸化炭素濃度が下がって脳が休まります」
起床時間がバラバラになると...
菊間千乃「知らなかったです。トイレに起きて寝室にもどると寝室の空気がもわっとしていることがある」
番組ではコロナで不眠を訴える患者についても取り上げた。快眠には適度に体が疲れていることも効果があるが、コロナで在宅が続いて運動不足の人も多い。1日20分ほどのウォーキングが効果的だが、自律神経が完全に目覚めていない早朝は心筋梗塞や脳卒中のリスクが高いため、夕方日の入りすぐに行うことが理想的。外出できない場合はスクワットやストレッチも効果的だという。
入浴はぬるま湯シャワーがおすすめで、湯船に浸かる場合はぬるめが良いが、運動不足の場合にはサウナなどで発汗機能を高めるという方法もあるという。
テレワークと出勤で起床時間がバラバラになると時差ボケのような状態になる。毎日同じ時間に起床し、朝日を浴びることが効果的だという。
玉川徹「日中の運動は無理で、朝は番組の準備があるので結果的に夕方の運動になっています。朝同じ時間に起きると規則正しい生活になります」
菊間千乃「でも、番組がない日も朝4時に起きるのはつらいですよね」
(みっちゃん)