加藤浩次「もう選手村に入り込んで...」 南ア選手らの感染確認・濃厚接触者認定が意味するコト

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ロバートキャンベル「バブル方式じゃない」

   MCの加藤浩次「ただ、もう選手村に入り込んでしまっているんですよね」。

   水野指導医「バブルというのは、病原体を全く入れなければ、広がる可能性を極力抑えられるが、この閉鎖空間に病原体が入り込んでしまうと、広がりやすいというリスクもある」

   では、南アの選手はどこで感染したのか?

   水野・指導医「空港か機内で感染しても、(到着した)空港では引っかからない(場合がある)。3、4日の潜伏期間を経てウイルス量が増えて、PCR検査に引っかかる」

   ロバートキャンベル(日本文学研究者)「問題なのは、東京でやろうとしているのはバブル方式じゃない、ということ。もともと去年の8月、米国のバスケットボールリーグが、ディズニーワールドの一角を借りて、20数チームをそこに呼び込んで、シーズンごとに丸ごとそこにいさせて、一歩も外に出させなかった。一人の陽性者も出さなかった成功事例、それがバブルだ。今回の東京五輪の場合、3000人以上の選手が日本国中の事前合宿に散っている。私の知人の記者は、公共交通機関を使って取材してきた。東京でやっていることはバブルじゃないということをまず理解すべきだ」

   加藤「バブルじゃないなら、どうしたらいいんですか」

   ロバート「穴だらけなんですね。そのなかで、できるだけどう食い止めるのか」

   水野指導医「バブルと言っても、ほとんど抜け穴だらけになっていることも、わかってきている。そうなってくると、陽性者を早く見つけて、ボヤのうちに火を消すと。検査を徹底的にやるしかない。開会式もすぐそこですから」

   高橋真麻「いくらサッカーの試合前にPCRやってみても偽陰性かもしれないし、試合をやってみて、日本の選手に陽性者が出たらどうするんだろう。選手たちはすごく不安だと思う。(略)感染者が出た時に、どこのなんの選手かを公表するか否かも、明確にしてほしい」

   開会式前に「安全の前提」が崩れた。このまま突っ込むのか。

(栄)

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