16日(2021年7月)の「あさイチ」プレムアムトークのゲストは、俳優の柳楽優弥さん(31)。14歳の時、映画『誰も知らない』(是枝裕和監督)でデビュー。カンヌ国際映画祭で史上初の日本人として、そして史上最年少で最優秀男優賞を受賞したという経歴を持つ。今も数多くの映画で活躍する中、「世界三大映画祭を制覇!」という野望があるという。
鈴木奈穂子「野望がギラギラなんですね」
柳楽さん「すみません...て感じなんですけど。14歳の時、カンヌで会った人たちがカッコよくて、僕も映画を通してまた行きたいな、と」
博多大吉キャスター「14歳の時に『あんな大人になりたい』と思ったわけですね。こんだけはっきり目標を口にされるのは、すがすがしいです」
鈴木奈穂子キャスター「野望がギラギラなんですね」 8月に公開予定の日米合作映画『太陽の子』(黒崎博監督)で若き科学者を演じる柳楽さんは、弟役を演じた三浦春馬さん(故人、享年30)、幼なじみ役有村架純さん(28)の存在についてこう語る。
「キャスティングの力ってすごい。春馬君とは10代前半の頃から一緒にオーディションを受けたり共演したりしていたので、言葉だけじゃなくつながっている感じがあって。架純ちゃんともほかの作品でご一緒していたので、役柄の距離感と近い感じだった。それって演技とか役作りだけで作れるものではないと思う。環境自体が良いシーンを作る上で大切だったのかなと思います」(柳楽さん)
公園で偶然撮影されたが「お蔵入り映像」に...
さて、作品と役柄に真摯に向き合い、努力を怠らない柳楽さんだが、「出演」作品の中にまだ1度も自身が観た事のないものがあるという。
「公園で武道の稽古を1人でしていたら、自主映画製作チームみたいな人が来て、『武道の型を撮らせてください』と。『いいですよ』と言ったら色んなアングルで撮っていました」(柳楽さん)
なんとこのチーム、撮影中1度も相手が「柳楽優弥」だと気づかなかったらしい。
柳楽さん「最後、『一応、連絡先とお名前を』と言われて名乗ったら、気づいてくれました」
大吉キャスター「ずっと思ってたでしょ?『誰も知らない』とは言ったものの。そんなデビューだったものの。いやいや君たち、映画やっているんだったら、ちょっとそろそろ気づかない?...と」
柳楽さん「笑。若干思いました。お蔵入り映像になってしまったようなので、身に覚えのある人がいたら事務所に送ってください」
(ピノコ)