連続ドラマ「彼女はキレイだった」(関西テレビ、フジテレビ系)7月13日(2021年)放送回で、赤楚衛二(あかそ・えいじ)さん演じる樋口拓也の優しさが視聴者を虜にした。
小学生時代の初恋の相手同士である長谷部宗介(中島健人さん)と佐藤愛(小芝風花さん)が、17年経ってファッション誌の編集部でともに働くことになったが、愛にとって宗介はムカつく副編集長、宗介は愛の正体に気付かず、仕事のできない部下として接している。拓也は同じ編集部の先輩で、密かに愛に想いを寄せている――という役どころだ。
身を挺して愛を守ったが...
仕事の打ち合わせに向かう宗介に同行した愛。タクシーの車内で何度も「成田(空港)でいいんですよね?」と行き先を確認するが、タブレットに夢中の宗介は愛の話を聞いていない。しかし行き先は羽田空港で、宗介が道中で成田に向かっていると気付き、慌てて引き返すことに。
何とか間に合ったが、宗介は「運転手にちゃんと行き先を伝えていればこんなことにはならなかった。なぜそんな簡単なこともできない?」と怒り心頭。愛はとうとう空港で、
「行き先のことはちゃんと聞きました!成田ですか?って、何度も確認しました。でも副編集長はタブレットに集中してて、返事してくれなかったんです!何なんですか、自分の落ち度は棚に上げて、人のことばっかり責め立てて。私はできることは全部やりました!」
と大声を出してしまう。
編集部に戻ってきて溜息をついた愛を気にかけた拓也は、終業後に「さあ、飲みに行くぞ!割引クーポン今日までなんだよ」と愛を居酒屋に連れ出す。
宗介の愚痴を笑顔で聞きながら料理を取り分け、店員がつまずいて水がかかりそうになった時には、身を挺して愛を守る場面も。しかし愛は「樋口さんって親切ね。それに比べてあの男...!」とやはり宗介のことが頭にある様子で、切なそうな表情を浮かべる拓也だった。