「さあ、きょうはですね、この番組内で大谷選手が二刀流で出場するオールスター、生で中継していきます。一茂さん、楽しみですねえ。いよいよですよ」と、けさ14日(2021年7月)の「羽鳥慎一モーニングショー」は始まった。金曜のレギュラーコメンテーターの長嶋一茂(スポーツキャスター)もスタジオにいる。
長嶋「楽しみだねえ。緊張感というか、わくわく感はワールドシリーズとは違うものがあるね」
試合開始まで1時間以上も引っ張らなくては...
ただ、試合開始は9時15分で、番組としてはなんとか1時間以上も引っ張らなくてはならない。浜田敬子(『AERA』元編集長)が、大谷が全米でいかに話題になっているかを紹介した。
「ニューヨークタイムズも大きく取り上げています。『大谷選手はいまアメリカにとって必要なヒーローだ』というんですね。コロナ禍で暴力や差別を受けているアジア系アメリカ人にとっての希望の星という感じで書かれてます」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)が「もう社会現象ですよね。きょうは、試合が始まったら黙っていますから、ど素人として聞かせていただきますけど、...」ということで、話題は試合が行われるコロラドのクアーズ・フィールド球場の空気の薄さに移った。標高は1600メートル、気圧は低く、空気はカラカラだという。「空気が薄いとボールが飛びやすいと聞いていますけど、選手はハアハアしちゃうっていうことですよね」(玉川)
ゲスト解説の岡島秀樹さん(元メジャーリーグ・野球解説者)が説明した。「私もあそこでプレーしたことがありますけど、ロッカールームに酸素を吸入するものがあるんです。バッターも走ってくると、疲れるし頭が痛くなるので使うんです。ボールも普通の球場より10メートルくらいはのびるので、フェンスギリギリの飛球が入っちゃいます」
白のTシャツに紺のジャケットで登場した大谷の入場セレモニー映像でつないだりしながら、試合開始を待った。
(カズキ)