4度目「宣言」、緩急なく「ダラダラと...」 菊間千乃「反発が数字に表れている」

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   4度目の緊急事態宣言初日となった昨日7月12日(2021年)だが、都内の人流は減ったのだろうか。モーニングショーが都内の様子を取材した。

   2回目、3回目の宣言発令直後は、新宿駅と渋谷センター街の人出を前週と比較すると10%から20%の減少がみられていた。しかし、今回は前週比で渋谷でプラス0.6%、新宿でプラス0.4%とむしろ微増している。

  • 「越境飲み」をする人も
    「越境飲み」をする人も
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「正義が見えない」

   街頭インタビューでは「4回目ともなるとみんな出歩いている」「慣れてしまって効果がない」の声が。酒を提供したり夜8時を過ぎて営業を続たりする店も複数みられるが、要請に従わない店は「国や都のやっていることに正義が見えない。オリンピックやるのに」と不満をつのらせる。

   さらに目立つのが路上飲みや越境飲みだ。渋谷では若者の集団がビンに入ったお酒を回し飲み。警備員が声をかけると飲酒をやめるが、いなくなると路飲みを再開する。ネットには路上飲み会の告知も投稿されている。

   酒類提供が停止されている東京から神奈川や埼玉に向かう人も続出している。

   東京から多摩川をはさんだ神奈川県川崎市の中華料理店には「東京で飲めないということでわざわざ来た。いつもだったら東京」という人が。会社の歓迎会を開くために来店した4人組は、4人90分以内という制限を守るために、時間を計りながらお酒を楽しんでいる。

   埼玉県川口市の居酒屋には、地元客だけではなく都内から訪れる客も。お酒を楽しんでいる20代女性は「池袋から来た。埼玉に緊急事態宣言出なくてよかった」と語る。

オリンピック開催との関係

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「こっち側に出るのかという感じ。今までは宣言が出れば人出は減っていたが若干増えている。2週間先の減少が見られない可能性がある」

   菊間千乃(弁護士)「補償がうまくいっていないかぎり責められない。緩急つけてやらなければいけないのに、ダラダラやっている。2回目3回目のころは『オリンピックやるのか』という話があってみなさん我慢した。今回はオリンピックをやるのが決まって、『なんで自分たちだけが』となる。大きく違う。反発が数字に表れている」

   玉川徹「以前はバブル方式の有効性やPVの人出の影響が議論されていたが、それだけではなかった。オリンピックをやることのマイナスメッセージが考えていたより大きいかもしれない。『オリンピックはやるのになんでうちがダメなのか』という出歩くための言い訳に使われてる」

   松本哲哉(国際医療福祉大学教授)「新規感染者は1都3県が1000人超えと集中している。それ以外の地域に広がらないようにしなければいけないが、このままでは協力していただくのは難しい」

(みっちゃん)

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