ピンチヒッターで遊ぶという新たな楽しみ方
「木久扇師匠は私のおじさん弟子ということで、そのご縁でお邪魔いたしました」とご挨拶。1問目の問題は「様々な職業・人などから3NOを考える」というもので、真っ先に手を挙げた小朝、「落語ファンが望む3NO落語家です」と言い、「稽古を怠らない、受けなくてもお客様のせいにしない、見込みのない息子に名前を継がせない」と言って爆笑をとった。
これに三平が立ち上がり「ちょっと」と小さな声で呼びかけると、振り返って「あっ、いた? ごめんごめん」と、からかわれた三平も、「師匠、なんか俺、当てはまってきました」とボソボソ。こういう時に、「おかみさんに言いつけるぞ~」と泣き真似でもやるとさらに一笑い盛り上がるのに、そういう機転が利かない三平......。そういうとこ!
と、まあこんな感じで、いつになく緊張感のある「笑点」に満足。
予告編がちらっと流れたが、来週(18日)のピンチヒッターは桂文枝。先週の木久扇の息子・木久蔵はともかく、今週が小朝で、来週が文枝とはなんとも豪華。「笑点」レギュラー陣は病気やらなにやらでなにかと欠席することも多くなった。ピンチヒッターで遊ぶという新たな楽しみ方を見つけた「笑点」。放送開始から55年にして、まだ進化するとは......恐るべし。
(大熊猫)