2016年1月、永浦百音(清原果耶)は3度目の気象予報士試験を受ける。しかし気象情報会社に興味を持っていることは、新田サヤカ(夏木マリ)にはまだ話せないでいた。
一方、森林組合は大きな悩みごとを抱えていた。樹齢300年のヒバの木の伐採が近づいているのに、伐採後の木材を何十年も先まで保管できる場所が見つからないのだ。
そして3月、百音のもとに気象予報士試験の合否通知書が届いた。1人で見る勇気がない百音は、菅波光太朗(坂口健太郎)に一緒に見てもらうことにした。
気象予報士試験、今度の結果は?
結果は...合格!百音は舞い上がり、サヤカに伝えようとするが、なかなか言い出せない。
組合の人たちの前で「森林組合とカフェと診療所を建てたので資金が底をついていて、ヒバの保管場所までは建てられない」と話すサヤカを見て、ますます合格したことを言えなくなってしまった百音。サヤカに「気象予報士試験には落ちた」とウソをついてしまう。
そして迎えたヒバ伐採の日、百音はサヤカとともに木挽きのこぎりを引いた。登米の人びとに見守られ、樹齢300年のヒバの木はゆっくりと倒れていった。
問題は保管場所だが、百音は「神社はどうか」と提案した。神社は過去数百年、浸水被害にも土砂災害にも遭っていないからだ。百音たちの説得で、宮司もヒバの保管を引き受けてくれた。
その後、サヤカは、実は百音が合格していたと知って気分を害してしまう。百音の気持ちは良く分かっていたが、寂しい気持ちとの葛藤もあった。
謝る百音に、サヤカは「行ぎなさい。自分の思う方へ」と声を掛け、その背中を押した。
森林組合を辞め上京することを決めた百音は気仙沼の実家に戻り、家族にそのことを伝える。その決意を家族も受け止めた。
そして旅立ちの日。百音はサヤカの森で...(NHK総合あさ8時放送)