2021年夏の今期のドラマはジャニーズがてんこもり。「彼女はキレイだった」(フジテレビ系)にはセクゾ中島健人、「イタイケに恋して」(日本テレビ系)には同じくセクゾ菊池風磨、「#家族募集します」(TBS系)にはジャニーズWEST重岡大毅、「武士スタント逢坂くん!」(日本テレビ系)にはジャニーズWEST濵田崇裕などなど主演作品が目白押し。
「こんな男と同居したい」と...
そんななか、ジャニーズ的には新境地かと思えるのが、「痴情の接吻」(テレビ朝日系)に主演するA.B.C-Z 橋本良亮だ。小学館「プチコミック」に連載中の如月ひいろによる同名人気コミックを実写化。谷崎潤一郎の「痴人の愛」がモチーフの偏愛エロスな世界観を描いた作品で、橋本はミステリアスなハイスペック男・上条忍を演じている。
高校時代に図書室で不意打ちのキスをした相手・和華(中村ゆりか)と10年ぶりに再会。お互いに住むところを探していたところから同居することに......。恋愛よりも本が生きがいの和華を、いかに振り向かせるか。きわどいラブシーンもあり、「ジャニーズ、攻めてるな」というのが初見の感想。橋本は原作のビジュアルとも違和感なく、メガネ姿もさまになっている。こんな男と同居したい、という女子の妄想が膨らむドラマだ。
A.B.C-Zといえば、華やかなジャニーズの中にあって、一般的にはいまいち地味な存在だったが、昨今、キムタクや東山、松潤など先輩ジャニーズのものまねを引っ提げ、バラエティで大活躍の河合郁人が身体を張ってグループの盛り上げに成功。橋本もこのドラマで続けるか。
マツモトクラブの活躍にも期待
ちなみに主題歌「夏と君のうた」もA.B.C-Zが担当し、気合いが入っている。初回放送のエンディングでは、「作詞??作曲??」と名前が隠されていた。不思議に思って調べたところ、ドラマの公式ツイッターでは「#夏と君のうたクイズ」と題し、「この曲の作詞・作曲はどなたでしょう??こちらのコメント欄で予想してくださいね!答え合わせは第2話放送にて!」と投げ掛けていた。これも新しい宣伝のかたちといえそうだ。
コメント欄をみると、藤井フミヤ? 奥田民生? という声が多いようだ。たしかに、どこか懐かしさを感じる曲ではある。耳に覚えのある人はチャレンジしてみては?
もうひとつ。忍の元同級生、岳の上司・戸石教授をR-1で独特のネタを見せるマツモトクラブが演じるのも楽しみ。マツモトクラブは竹中直人の様になるかも、とかねてから注目していたので。先月は「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)にも出演していたが、これからさらなる活躍を期待。(毎週日曜23時25分~<ABCテレビ>、毎週土曜深夜枠<日曜>2時30分~<テレビ朝日>)
(くろうさぎ)