福原愛「痛み分け離婚」子どもはどっちの国に?台湾の「共同親権」って何?...週刊文春の次号にご期待――ほか10編

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

若者はなぜ新型コロナワクチンを打ちたがらないのか?SNSでばらまかれる「噂」すぐ信じる愚

   フライデーから1本。昨年7月に「タピオカ騒動」の末に芸能界を引退した"お騒がせ女"木下優樹菜(33)に新恋人出現と、何枚も写真を使ってデカデカと報じている。そんなに大ニュースなのかと読んでみた。この男性、アスリート系の細マッチョイケメンだという。J1「湘南ベルマーレ」に所属している三幸秀稔(28)だそうだ。

   木下が芸能界を引退後に知り合い、はや半同棲状態だという。フライデーの直撃に木下は、家族ぐるみでお付き合いしている、娘2人も慕っている、結婚するかどうかはわからないが、ほとんど一緒に過ごしていますと笑顔で答えている。芸能界などに戻らず、普通の倖せを求めて、平凡に暮らすほうがいいけど、この普通が結構難しい。

   サンデー毎日を覗いてみよう。ワクチン接種は菅の思惑通りにはいかないようだが、なかでも、若者たちの間で「ワクチン接種への忌避感が強い」といわれる。理由としては、副反応が怖い、不妊になるのが怖いというものが多いようだが、かかりつけ医がいないことも大きいようだ。医師に相談できないため、SNSでばらまかれる「噂」を無条件で信じてしまうというのだ。大学や自治体に相談のための窓口をつくるなど、フェース・トゥー・フェースの体制を政府の補助で作るべきだというのは頷ける。

   岩手県は感染者が少ないことで知られるが、ここの達増拓也知事は外務省時代にジョンズ・ホプキンス大学で公衆衛生の授業を受けたそうである。ここやハーバード大は公衆衛生の専門学部を設立しており、医療従事者だけではなく、公務員や民間の企業、NPOなどの人たちが、「母子保健、伝染病予防、生活習慣病対策、食品衛生、労働衛生」などを学ぶという。これからは手洗い&うがいだけではなく、正しい公衆衛生の知識を子どもの頃から学ぶことがこの国でも必要になるはずだ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

姉妹サイト