新型コロナが高齢者の感染症から若年層の病気に変わってきた。920人と急増した東京都のきのう7日(2021年7月)の新規感染者は、6割以上が10代~30代だった。
「8月下旬ごろ」にはどうなっているのか
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「私どもの患者さんも、いままではカゼ程度ですんでいた年代が、肺炎を発生して入院になっている方が増えてます」と話す。その感染も広がりやすいデルタ型が34%になっていて、7月半ばには50%以上になると予想されている。
そのため、東京には4度目の緊急事態宣言、神奈川、埼玉、千葉、大阪はまん延防止措置の延長となったわけだが、飲食店の酒類提供はどうなるのか。田崎史郎さん(政治評論家)によると、来週12日以降は7時までの提供ではなく、全面自粛になるという。
大谷院長「致し方ないでしょうかねえ。たしかに、患者さんのなかには、アルコールを仲間と飲んだという方は一定程度いらっしゃいますからね」
では、今回の緊急事態宣言・まん延防止措置で最後になるのか。政府高官は「8月下旬ごろには全人口の4割程度が2回目のワクチン接種が終了する見通しで、そのころにワクチン効果が出てくれればと期待している」と語っている。大谷院長も「数か月先に元の生活に戻るためには、ここが最後の我慢かもしれないですね」と期待を込める。
玉川徹「あと1カ月というなら、いまこそ補償」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「あと1カ月というなら、いまこそ補償ですよね。いままではなんとかやってきたけど、もうギリギリというお店は多くなっていますから、従業員の給料や家賃を貸し付けることが必要になっていますよ」
石山アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)「(感染防止ルールを)守っているお店にインセンティブを与えることや、ワクチンを接種した人は長くいられるなど、画一的ではない対応が検討できないですかね」
ただ、8月下旬には緊急事態宣言・まん延措置とワクチン効果が出るというのは、秋に解散・総選挙に踏み切る菅義偉首相の願望なのではないのかな。
(カズキ)