「その圧倒的なプレーから、『平成の怪物』と呼ばれました。プロ野球埼玉西武ライオンズの松坂大輔投手が今シーズン限りで現役を引退することが分かりました」と司会の夏目三久が切り出した。
日比麻音子アナは「社会現象にもなった、夏の甲子園延長17回の死闘、イチロー選手との平成の名勝負、そしてメジャーで、WBCでつかんだ世界一。怪物の名にふさわしい伝説とともに、その野球人生を振り返ります」と伝えた。
名シーンを映像で紹介
7日(2021年7月)の「あさチャン!」は、現役引退を決めた松坂投手(40)の名シーンを映像で振り返った。
松坂投手は2020年、プロ入りした古巣の西武に移籍したものの、首の痛みと右手のしびれが強くなり同年7月に頸椎の手術を受けた。今季の復活を目指していたが、2軍で状態が上がらず決断したということだ。
2020年の西武復帰の際には「あまり大きなことは言えないが、リーグ3連覇、そして惜しいところで届いていないチームの日本一のために少しでも力になりたい」と語っていた松坂選手。今後の目標については「僕自身、終わりというものがだんだん近づいている中で、達成したいという気持ちが強くなってきている。最後まで諦めずに200勝という数字を目指してやっていきたい」と話していた。
松坂投手は日米通算376試合に登板し、170勝108敗2セーブ、防御率3.53の成績を残している。
夏目三久「私は1度お話を伺ったこともある」
日比アナ「松坂投手の活躍を振り返ると、本当に時代を背負ってきた存在だったんだな、たくさんの人にとってのヒーローだったんだな、と思いました」
夏目「私は1度お話を伺ったこともある。その時、松坂投手はもう結婚されていたのですが『僕は今まで野球ばかりで何も分からない。色々なことを教えてくれたのは妻だから、本当に妻には感謝しているんだ』とおっしゃっていて。そういうことを堂々と言える姿も素敵でしたし、常に謙虚な気持ち、感謝の気持ちを持っていらっしゃるんだなと感じました。そういうお人柄だからこそ、ここまで時代を作って来られたんだなと思いました」
藤森祥平アナ「2009年のWBC優勝の後も、あのイチロー選手ですらおおいに興奮している中、松坂さんは淡々としていた。若手や仲間たちの功績をたたえようと。今自分が前に出ちゃうと全部持って行っちゃうから...と、瞬時で判断できるんです。実績も抜群ですが、人柄が素晴らしい。先輩からも後輩からも仲間からも慕わられる。これが松坂世代なんだと改めて感じました」
(ピノコ)