「全国的にワクチン接種予約のキャンセルが相次いでいるという状況になっています」と司会の谷原章介が伝えた。
きのう5日(2021年7月)、「めざまし8」がワクチンキャンセルについて聞いてみると、都内の30代の主婦は「6月末ごろ、いつものかかりつけの病院で予約がとれるというので、予約したんですが、しばらくたってから、区から急に供給がストップされたということで、すべてキャンセルということになりました」と話す。
国からの配分量が...
予約をキャンセルした病院に聞くと「6月後半ごろ、ワクチンを少し制限してほしいと保健所から話がありましたが、ワクチンが届く前日に予定の2割しか配給できないといわれました」。さらに問題もある。1回目を接種された人が2回目を打てなくなる可能性もあるという。
なぜ、このような事態になったのか。
情報キャスターの堀池亮介によると、国からの配分量と自治体の希望量が大きく食い違っているのだ。きのう5日時点では、国の配分量1万1000箱に対し、自治体の希望量は約2倍の2万848箱となっている。ワクチン全体の確保量はファイザー、モデルナ合わせて約2億4000万個とされている。ただし、これがいつ自治体に届くかの細かいスケジュールが明らかにされていないのだ。
このため、自治体の担当者からも「すでに1回目を終えた人への2回目を優先し、まだ接種されていない人への予約を制限せざるを得ない」と説明する。
湯山玲子(著述家・プロデューサー)「河野大臣がもう確保したといっていたので安心していましたが、その先の分配まで時間があったと思いますが、どうなったのでしょうか」
三浦瑠璃(国際政治学者)「なぜ目詰まりが起きているかというと、ワクチンは在庫に積んであるんですが、優先している高齢者の接種が終わっていないから、まだ現役世代を打てないという発想なんです」
谷原「それなら、若者としは早く回してほしいですね。ともあれ、あるべく早く、幅広く皆さんが接種してほしいですね」
(一ツ石)