熱海の現場で赤ちゃん救出劇 「スッキリ」が伝えた「捜索」「安否確認」

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   土石流に見舞われた静岡県熱海市が、安否を確認できない64人の氏名などをホームページで公表した前後の現場の動きについて、6日(2021年7月)の「スッキリ」が追った。

   64人の氏名を熱海市が発表したのは、災害から2日余り経った5日夜。6日朝7時までに41人について生存が確認され、その後、新たに不明がわかった1人を合わせ24人について、さらに確認作業が続く。これまでに4人の死亡が確認され、25人が救助された。

  • 番組公式サイトより
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「連絡がとれない知人」を探す人も

   土石流発生から3日目。生存率が急激に下がるとされる「72時間」が迫るなかで、約130棟が流された現場では、必死の捜索活動が続いた。

   一昨日の4日14時ころ、半分泥に埋まった路線バス横のビルの2階の窓から、泥まみれの警察官に抱かれて、赤ちゃんが助け出された。「ゆっくりゆっくり」。10人前後のヘルメット姿の警察官が、バスにかけたハシゴで毛布に包まれた赤ちゃんをバトンタッチしながら、慎重に下した。「大丈夫。OK?」。その後から、お母さんも自力で降り、27時間ぶりに親子は救出された。

   避難所に来た男性(51)は、「連絡がとれない知人4人を探している」。流された家の真向かいにあった床屋さんの夫婦の安否や、やはり流されたお寺の横に住んでいる人たちだ。館内を探したが見つからず、市役所の災害対策本部へ。「場所は教えられないが、みなさん避難されていることは確認できた」。でも、お寺の近くの人は名簿になかった。

   NPO法人災害救助犬ネットワークの理事らも、東京から救助犬を連れて応援にかけつけたが、災害対策本部からストップがかかった。「泥の中で、腰までつかって探している状態なので、においが出てくる状況ではない」。

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