新型コロナウイルスの1日あたり新規感染確認者数が、東京など1都3県だけが増加傾向なのはなぜかを、2日(2021年7月)の「めざまし8」は取り上げた。全国の70%を東京、神奈川、埼玉、千葉県が占めている。
繁華街の人流との関係
東京都の新規感染確認者はきのう1日に673人、12日連続で前週同曜日を上回った。他府県は横ばいか微増の中で、これだ。この日開いた都モニタリング会議で専門家からは「現在の増加ペース1日120%が続けば、4週間後の7月28日には1日1043人」との予測が出た。さらに「第4波の感染拡大より早いペースで増加の可能性が高い」との声もあった。
原因として指摘されたのは、繁華街の人流だ。緊急事態宣言発令の1日目は大阪・梅田が54.4%、東京・渋谷は82.3%に減った。まん延防止措置にかわると、大阪は95.6%なのに対して東京は111.1%と増えていた。東京はゴールデンウイーク明けから人出が急増に転じたらしい。
都は職員を動員して自粛を呼びかけたが、街にはマスクなしや路上飲食の姿が。「罰金なしなら効果はない」「呼びかけられて帰る人はもとから来ない」の反応もある。飲食店の時短営業にも、実効性に疑問の声が出ている。