8月5日前後の「感染状況」はどうなる? 「モーニングショー」が試算もとに論議

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   新型コロナは、高齢者から若者・若年層の感染症になってきた。東京都の新規感染者は急増していて、きのう30日(2021年6月)は714人だったが、このうち半数近くが20代と30代、4人に3人が40代以下で、65歳以上は先週は5.4%に過ぎない。

   東京都の担当者は「さらに、若者から中高年に広がると感染爆発になる」「まん延防止等重点措置を強めなければならない」と警戒する。7月11日までのまん防措置の延長は避けられそうもないが、それでも感染ピークがオリンピックを直撃すると予想されている。

  • 感染状況をめぐる試算に注目が集まっている
    感染状況をめぐる試算に注目が集まっている
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デルタ株の比率が大きい場合は...

   司会の羽鳥慎一「厚生労働省のアドバイザリーボードの試算では、現在の人流のままでも、8月5日前後に東京都の新規感染者数はおよそ2000人。このまま人流が増え続け、五輪でさらに5%増と想定すると、やはり8月5日前後に約2500人になるということです」

   アドバイザリーボードの分析チームは、「今後、変異株のデルタ型(インド型)の流行が中程度から大規模レベルだと、7月下旬から8月中旬に爆発的な感染拡大が起こる」としている。オリンピックは7月23日開会式、8月8日閉会式だから、その真っ最中である。

   長崎大大学院の森内浩幸教授「控えめ試算でもこんな風になると出たことは、オリンピックの観客をどうするかを早く判断したほうがいいということです」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「アドバイザリーボードはいろいろなパターンで試算していて、デルタ株の比率が大きい場合、緊急事態宣言を出さないと、8月10日くらいに、(入院が必要な感染者が)確保病床数を上回っちゃうんです。オリンピックによる人流増を加えると、もっと増えると予想されますね」

   日本は間もなくこれまでで最悪の感染状況に突っ込もうとしているようだ。

(カズキ)

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