高級電気自動車の導入計画やガラス張りのシャワー室設置で物議をかもした千葉県市川市の村越祐民市長に新たに問題が持ち上がった。今回は市長室に総額1000万円の家具を買いそろえたことがおととい28日(2021年6月)の市議会で追及された。30日の「めざまし8」が取り上げた。
去年8月に新市庁舎に購入したのは、市長執務用の木製テーブル173万円、木製イス25万円、16脚の応接ソファ330万円など。市議会では財政部の担当者が「市民にも理解していただけるもの」と答弁しただけで、市長は質問に答えなかった。
「適正に購入したもの」などとコメント
その村越市長はきのう、カメラの前に立ったが、家具の件は語らず、足早に庁舎の中へ立ち去った。その後「庁舎に関係する他の什(じゅう)器といっしょに適正に購入したもの。一般メーカーの市販品で珍しいものではない」などとコメントを発表した。
執務用としたテーブルは、高級リゾートホテルや有名料亭にオーダーメイドの家具を販売するメーカー、桜製作所製だそうだ。
司会の谷原章介「テーブルには書類入れもなく、執務向きの感じはしませんけど?」
鈴木大地(元スポーツ庁長官)「高すぎる感じはします」
河崎環(コラムニスト)「センスの問題だが、市長室で市財政を使ってやる必要はない。自宅でおやりなさい」
福田麻貴(お笑いタレント)「庶民的感覚がないと市民に寄り添えません」
市川市だけの問題ではない。若狭勝弁護士は「国から地方交付税として国民全体のおカネがきている可能性がある」と指摘した。だったら、常識を超す分は市か市長自身が国民に返せ。
どちらにせよ、もとは税金だ。笑い事ではすませてはいけない。
(あっちゃん)