大阪・西成の民家崩落への対応 「一朝一夕で終わる話ではない」理由

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   「大阪市西成区の住宅地で突然地盤が崩れ、住宅4軒が相次いで崩落しました。隣接する住宅についても、崩落の危険性が高まっています」と司会の夏目三久。続けて日比麻音子アナが「現場近くの保育所では安全対策のため園児の登園停止が続いていて、地元の住民からは問題の長期化を心配する声が聞こえています」と伝えた。

   28日(2021年6月)の「あさチャン!」は、25日午前7時半ごろに起きた、崖崩れと住宅の崩落を報じた。倒壊した住宅のうち2軒は空き家で、別の2軒には合わせて3人の男女が住んでいたというが、避難していて無事だった。

  • 番組公式サイトより
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崩れた崖の上に残された1軒の家

   近隣住民が撮影した映像には、ゆっくりと斜めに傾き、崖下に落ちる住宅と、それを呆然と眺める近所の人たちの様子が映っている。「最初は静かに、その後一気にバーン!って感じでした」「ゆっくりゆっくり倒れていったので、電線も(引っかかって)ブチブチブチブチと外れていった」と瞬間を目撃した人たちは話す。

   今回の倒壊との関連性は分かっていないが、崖下の空き地では老人ホームの基礎工事が行われていて、作業中には近隣の住宅の中で振動が発生することもあったそうだ。

   今、近隣住民が抱える最大の不安は、崩れた崖の上に残された1軒の家だ。土台の一部が崩れ、今にも倒れてしまいそうな状況だ。大阪市は近く解体するというが...。

   一級建築士の吉田創一さんによると、「すぐに」というわけにはいかなそうだ。「崖の下を整地してきれいにしておいて、建物の倒壊を防ぐ工事をして...。1カ月はかかるのではないか。今週1週間はみんなモヤモヤすると思う。『何をしているだ。早くつぶすって言ってたのに』と。でも、一朝一夕で終わる話ではないですよ」と??田さんは話している。

(ピノコ)
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