西村康稔・経済再生大臣が先週金曜日(2021年6月25日)に「東京の6割は30代以下の感染」と発言するなど、新型コロナで若者の感染が増えている。都のモニタリング調査による30代以下の感染者割合も、46.4%だった3月第4週に比べ、6月第3週では61.9%と上昇している。
若者の実態はどうなのか。28日のモーニングショーでは宅飲みで友人に感染を広げてしまった都内20代女性の行動をレポートした。
味覚障害のほか、集中力が続かないなどの症状
6月18日金曜日に微熱と倦怠感を感じた女性。しかし、風邪薬で体調が回復したため、19日から20日にかけての土日、自宅で友人とマスクなしで夜通し酒を飲んだ。
しかし、友人は週明け21日に発熱し、22日に新型コロナの感染が判明。女性本人も24日に感染が判明した。
女性は「どこかで若者は大丈夫だろうと思っていた。知らない間に自分の大事な人を大変な目に遭わせてしまい、非常に浅はかだった」と後悔する。
女性は現在自宅療養中だが、味覚障害のほか、集中力が続かないなどの症状が出ている。
北村義浩(日本医科大学教授)「割合だけでいうと、去年7月の第2波のときに20代30代で7割近くあったので、1年前と同じことが起こっているのかなと思う。夏になるとどうしても若者の行動力が高まる。去年と違うのは10代が増えている。これからは10代、20代の、感染の動きを見ていかないといけないかなと思う」
石原良純(気象予報士・タレント)「ウイルスの特性が変わったんでしょうか。去年は学校で流行ったという話はほとんど出なかったが、今年は僕の周りでも高校生などいろんなところで出ている」
山口真由「若い人に届けるように政府も工夫が必要」
北村義浩「性質がシフトしているとは信じきれてはいないが、イギリスのデータなどをみると若者が多いという話は出ている。性質が変わったとはいえないという話に落ち着くが、実際見ると10代、10歳以下が増えているという現実はある」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「20代の方が集中力が続かないという症状が出ている。頭にもやがかかったような症状と聞くが、ぼくら50代だと半年くらい集中力が続かなくてもとりあえずいいかなと思うが、10代は毎日毎日新しいことを覚えなければいけない。その人の将来に関わってくる。学校で感染が広がると新たな問題になる」
山口真由(弁護士)「世代ごとに分断が起きているのが現実だと思う。河野大臣がワクチンデマについてわかりやすいブログを書かれていたように、若い人に届けるように政府も工夫が必要」
石原良純「20代、30代はこの時間テレビを見ていられない。番組を見てる親の世代が「ワクチンで収まるまではちゃんとやってくれよ」と語りかけるなど情報の共有が大事なんですよね。
(みっちゃん)