『365日24時間、どんな患者も断らない医療』を目指す横浜の柏桜会あさひ海浜病院では、院長・八雲徳人(小野武彦)の発案により、救命救急センターに夜間救急専門チーム「ナイト・ドクター」が設立された。
ニューヨークで夜間専門救急医をしていた指導医・本郷亨(沢村一樹)のもとに集まったのは、医師11年目の成瀬曉人(田中圭)、6年目の朝倉美月(波瑠)、4年目の深澤新(岸優太)、3年目の桜庭瞬(北村匠海)と高岡幸保(岡崎紗絵)の5人だ。
内科医の経験しかない深澤は救急の現場になじめず、一度は院長に内科への復帰を申し出た。しかし、腸に重い病気を持つ妹・心美(原菜乃華)がセンターに救急搬送され、成瀬と朝倉の懸命の手術で一命を取り留めたことで、夜間医療の重要さに気づきセンターで働き続けると決意した。
「大したことない症状で夜間に病院に...」
ある夜、本郷は深澤と高岡に、救急搬送ではなく自発的に夜間に受診するウォークイン患者たちを診察するよう命じた。深澤たちは、コンビニで飲料でも買うような軽い気持ちで夜間に来る患者の多さに辟易する。
診察に加わった朝倉は、患者のふりをして朝倉の様子を見にきた父親・哲郎(佐戸井けん太)を発見し、激昂した朝倉は「困るんですよ、大したことない症状で夜間に病院に来られたら」と思わず声を荒げてしまう。
その声は隣の診察室にも届き、深澤に息子・玲生を診てもらっていた鮎川希実(谷村美月)は、玲生を連れてそそくさと帰ってしまった。
別の夜、鮎川が再び玲生を連れて来た。玲生の体調に異常を感じていた深澤は、その夜診察した朝倉に「玲生に黄疸が出ていなかったか?」と尋ねる。本郷から診察時の様子を思い出すよう言われた朝倉は、鮎川の気になる仕草を思い出した。それを聞いた本郷は、珍しく慌てて...。そして朝倉は「夜の受診」に対する認識を改めることになる。(よる9時放送)
(寒山)