香港で民主派支持を打ち出す唯一の新聞「リンゴ日報(アップルデーリー)」が廃刊を決め、きのう23日(2021年6月)夜、最後の編集作業が行われた。「リンゴ日報に何があったのでしょうか」と永島優美アナウンサーが問いかける。きょう24日発売の一面は、「最後一期」の文字とともに「香港人と雨の中悲しい別れ」と掲載した。
強まる中国の圧力、谷原「香港に親戚もいる。すごく心配」
民主化を求める香港市民の動きを報じてきた同紙には、中国政府や当局の圧力が強まる一方で、創業者や編集幹部が国家安全維持法違反の疑いで逮捕されてきた。「外国勢力と結託」とされたが、ものを言う自由を求めただけではないか。きのうは楊清奇主筆までが逮捕された。会社資産も凍結され、完全な言論弾圧状態。中国の締め付けにより、香港の自由が強制的に握りつぶされた形だ。
司会の谷原章介「生まれてからしばらく香港に滞在していたことがあります。親せきもいて、すごく心配です」
リンゴ日報にノーベル平和賞でも贈って支援する手はないものか。
(あっちゃん)