河野太郎ワクチン担当相がきょう23日(2021年6月)の「スッキリ」に生出演し、新型コロナのワクチン接種の現状や今後の見通しなどについて質問に答えた。
きょう午前0時時点で、1回目の接種を終えた人は約1340万人、2回目まで終了した人は約976万人となっている。このペースについて、河野氏は「まあこんなものかな、という気がしています。1日100万回というのは、先週には達成しています」。
「年末にはマスク外してみんなで食事できますか」
菅義偉首相が「今年の10月から11月にかけて必要な国民、希望するすべての方の接種を終えたい」と国会で発言したことについて、MCの加藤浩次が「事前に聞いていなかったんですか」と聞くと、「突然言われることがありますので...」とスタジオの笑いをさそったうえで、「そんなに無茶なことではない。今のスピードを維持していければ、いけるだろうと思っています」と話した。必要なワクチンは確保できており、今後はいかに在庫を必要なところに効率よく配布できるかがカギだという。
接種に積極的でない若者への情報発信や、各自治体の現状、連携方法などについて、立て板に水のごとく説明していた河野氏だが、加藤が「じゃあ、年末にはマスク外してみんなで食事できますか」と質問した時には「これはですね...」と言葉に詰まり、「どれぐらいの人が打ったらこれぐらいのことができるよね、というのは現実世界を見ながら専門家が...」と苦しい説明。しかし、スイッチが入った加藤は追及の手を緩めない。
「運び屋じゃないですよ、大臣ですから」
加藤「アメリカとかヨーロッパを見ていると、もうマスク外しています。接種率の高いハンガリーではサッカーの試合も満席です。我々もこうなるのはいつですか」
河野氏「これは専門家に決めてもらわないと。私は運び屋ですから」
加藤が「運び屋じゃないですよ、大臣ですから。河野大臣のイメージとして、どうですか。後から『あの時ああ言ったじゃないですか』って僕、言いませんから」となおも食い下がると、河野氏は「それはわかっていますが、専門家がきちっとおっしゃるべきで、運び屋が思いつきで言っちゃいかんのです」と苦笑いだった。加藤が菅首相の記者会見に出席して、エンジン全開で突っ込んでいるのを見てみたいなあ。
(キャンディ)