<テレビで読む グルメ・食事> 6月21日(2021年)放送の「うまいッ!」(NHK総合)は「SDGsスペシャル第2弾」。これまでは『捨てるのが当たり前』だったゴーヤーとカボチャのワタと種を使った簡単でおいしい料理を、料理研究家の島本美由紀さんが伝授した。
ビタミンCが実の2倍も含まれるゴーヤーのワタの使った島本さんおススメの料理は「ゴーヤーのワタのふわとろスープ」。
まずはワタを種ごと一口大にちぎり、和風出しを沸かした鍋に投入。一煮立ちさせ、溶き卵を流し入れるだけ。島本さんによれば「煮ると青臭さが抜け、トロトロと麩のような食感に仕上がる」とのこと。
NHKの「うまいッ!」で島本美由紀さんが紹介した料理は?
2品目は、実より甘みがあり、βカロテンもしっかり含まれているカボチャのワタを使った「甘みたっぷりカボチャのワタの天ぷら」。
種を取り除いたワタを食べやすい大きさにまとめ、両面に片栗粉をまぶす。それを170度の油で2~3分揚げれば出来上がり。
最後は、先ほど取り除いた種を使った「カボチャの種のカリカリナッツ風おやつ」。種にはビタミンBやビタミンE、ミネラル、抗酸化成分が含まれているという。
流水でしっかり洗ってヌメリを取り、水気を取った種を、皿に敷いたキッチンペーパーの上に重ならないように並べ、500ワットの電子レンジで5分間乾燥。それをオリーブオイルを引いたフライパンで弱火で2~3分煎り、最後に軽く塩を振る。
スタジオでゴーヤーのワタのスープを試食したゲストのトラウデン直美さんは「種の部分がちょうどいい歯ごたえで、すごくおいしい」と感激。カボチャの種のおやつを食べた司会の天野ひろゆきさんは「普通のナッツより余韻が長い」との感想だった。
どれも簡単にできて、栄養価も高い料理ばかり。家庭ゴミ削減にもつながり、『持続可能な開発目標』にもかなっている。
(寒山)