「やはり、心配された事態が起きた」。きょう21日(2021年6月)、「めざまし8」はそう指摘した。19日に来日したウガンダ選手団9人の中の1人が空港内のPCR検査で陽性と確認された。来日した海外チームから感染者が出たのは初めてだ。政府によると、ウガンダの選手団はアストラゼネカのワクチンを2回接種し、出国直前の検査による陰性証明書も提出されていた。
司会の谷原章介「水際対策、十分でしょうか」
情報キャスターの西岡孝洋が説明する。「おととい午後6時前に成田空港に到着、空港内で抗原検査をしたところ、1人が陰性にならなかった。PCR検査で陽性と判明、いま検疫所指定のホテルに隔離されています。他の選手団はバスで移動、きのう20日、大阪府泉佐野市のホテルに到着しました。きょうから練習予定でしたが1週間、ホテルで隔離、毎日のPCR検査など、感染対策を行うことになりました」
「水際で見つけた」評価も
谷原「アストラゼネカ、2回接種しても陽性者が出たんですね」
昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師「いろんな変異ウイルスに対してどれくらい効果があるのか、少し未知数なところもあります。いま、アフリカの南部はすごく感染が拡大しています。これがどういうウイルスか情報がないんです。それともうひとつ、検査。PCR検査とはいえ、偽陰性があります。ワクチン接種したから、検査したからといっても100%とは保証できないという、いい例です」
谷原「政府はどう捉えているのでしょうか」
田﨑史郎(政治ジャーナリスト)「これは水際で見つけたという評価だと思います。あれ以上、相手国に要求するのは難しいと思います」
東京五輪まであと1カ月少々、まだまだ課題がありそうだ。
(一ツ石)