17日(2021年6月)から大規模接種センターでの18~64歳のワクチン接種が始まった。MCの夏目三久は「ワクチン接種には接種券が必要ですが、接種券がまだ行き渡っていないため、役所の窓口に人々が殺到。府中市では400人の行列ができました」と伝えた。
同日、大規模接種センターにはワクチン接種で訪れた若者の姿があった。墨田区から来た20代女性は「今打っておけばお盆の季節に接種を済ませると思って」と話す。65歳未満の来場者は全員が墨田区と中野区の区民だった。この2つの区ではすでに16~64歳の区民への接種券発送を終えているからだ。
1時間半並んだという人も
府中市でも接種券を希望する市民に窓口で発行することを告知したため、保健センターに人が殺到。最大で500人の行列ができてしまったというわけだ。特に混乱はなかったというが、中には「密」状態の中、1時間半並んだという人もいた。
しかし、品川区は違った。もともとは7月から発送する予定だったが、問い合わせが殺到し、17日から窓口で個別に受付を始めたところ混乱が発生した。庁舎内で怒声が飛ぶ事態となった。目撃者は「怒声が飛び交い、阿鼻叫喚だった」と言い「あんな密状態を久しぶりに見た」と話す。品川区では同日、600人に接種券を発行したという。
防衛省によると、東京の大規模センターでは6月18日から27日までの予約枠は、6月17日時点で定員に達しているという。
夏目は「大規模接種センターでは『接種券番号』さえわかれば予約が可能です。新宿区では本人確認書類を持つ人に番号を伝えていますが、これにも数百人が集まりました」と伝えた。